当院について

院長あいさつ

  • 新潟信愛病院は、信・愛・仁の医療法人青山信愛会の理念に基づき、患者様の人権に配慮し、精神保健対策の新しい方向を踏まえ、地域に貢献したいと思います。そのために、精神障害の発生の予防から、治療、退院患者様の社会復帰支援まで包括した精神医療活動を積極的に進めてゆきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

  • 院長 和知 学

    新潟信愛病院
    院長 和知 学

理念・基本方針

理念

信、愛、仁

信頼、愛情、尊敬であなたとご家族の希望と安心を支えます。
医療と福祉を通しこころやさしい地域社会の実現に尽くします。

基本方針

  1. 地域に真に必要とされる医療・介護の提供
  2. 利用者の安全と人権への配慮 適切な情報開示
  3. 職員の研鑽の推進 専門性の向上 各部門の協調
  4. 他の社会資源との連携
  5. 健全な、安定した経営

病院概要

病院の役割・機能

  1. 地域における精神科病院の役割を果たすべく、急性期及び慢性期の精神障害者の、一般精神病棟、精神科療養病棟、精神科急性期治療病棟での入院治療を行う。
  2. 社会生活可能な精神障害者に対し、外来通院治療によって病状の改善に努める。
  3. 社会復帰、社会参加への援助のため、グループホームを併設し、リハビリテーションに力を注ぐ。
  4. 老年認知症については介護老人保健施設との連携を密にする。
  5. 地域で生活している障害者が安定した生活を送れるよう看護師による訪問看護を行う。
  6. 救急外来治療システムに加わり、地域の精神科救急医療を行う。

病院概要

施設名称 新潟信愛病院
病院長 和知 学
所在地 〒950-2076
新潟市西区上新栄町1丁目1番1号
TEL:025-269-4101
FAX:025-260-4388
診療科 心療内科・精神科
併設施設 グループホーム「しおさい荘」、「やわらぎ荘」、「サトミハイツ」
地域活動支援センター「はっぴい」
訪問看護ステーション「マーガレット」
病床数 430床(精神療養病棟:236床/精神一般病棟:162床/精神科急性期治療病棟:32床)
建物概要 延べ床面積 28,739.48m2 1ベッド当たり 8m2以上
敷地面積 44,690.42m2
建築面積 9,812.01m2
建築構造 鉄骨造耐火構造及び準耐火構造

院内感染対策指針

院内感染対策指針

万全のサポート

看護

  • 精神科の場合、内科や外科などと比べて療養が長期にわたることが多くなりがちです。そうした方々が病を克服して、社会復帰するための支えになることが、精神科看護の役割の一つであり、看護する励みです。
    また、時には患者さま自身が病気であるという認識がないため、看護側からの働き掛けを肯定的に受け入れてもらえず、精神科看護の難しさに突き当たることもあります。しかし、そうした壁を乗り越えていくことで、さらなる張り合いを見つけ出すことができると思っています。
    新潟信愛病院では「患者さまのために」をモットーに、日々努力している看護スタッフが大勢いる点も特徴です。
    さらに、精神科は生活そのものが治療の場となるので、その中に“楽しさ”をつくり上げていくことが必要です。人は楽しさがないと、なおさら心を閉じてしまうからです。そこで、当院では院内に気持ちを癒すような生活空間を作ろうと心がけています。
    もちろん、そこに信頼関係がなければ、心を開いてはもらえません。看護スタッフは治癒をうながす、人間的な環境条件ともいえる存在であり、それだけに精神医療チームの中で重要な役割を担っているという自覚のもとに、日々の看護に向き合っています。

  • 看護

薬剤師

  • 薬剤師は、患者さまへの調剤業務や院内製剤、薬剤管理指導や処方支援、薬剤の在庫管理や購入計画、消費管理などを行っています。また、医薬品情報を集約するセンター的な役割も薬局が担っています。毎日発されてくる薬の新しい情報を吟味し、どのように活用するかという判断力を養いながら、業務に向かっています。
    最近では、患者さまも薬について関心を持ち、薬剤師に疑問点を率直に尋ねてくださる機会が増えました。その気持ちに応えられることが薬剤師の喜びであり、やりがいです。
    精神科の場合、患者さまのなかには薬を飲むことを受け入れられないケースもあります。そうした時は、その理由と背景を考え、治療の効果を上げるためにはどうしたらよいのかを患者さまと話し、安心して飲んでいただけるような取り組みを行っています。また、日々の多くの経験から学び、患者さまの治療に役立てるよう努めています。
    また、薬剤師として、薬物療法の安全性を守るためのバイタルサインやフィジカルチェックについても、日々知識や技術の向上を目指しています。

  • 薬剤師

ソーシャルワーカー

  • 患者さまやご家族が抱えている経済的、心理的、社会的問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図ることが、医療ソーシャルワーカーの主な仕事です。
    その実現のために、病院ではソーシャルワーカーが個別相談のほか、各種訪問活動(家庭、職場、訪問看護等)、地域生活支援活動(グループホーム、地域活動支援センター、デイケア、憩いの家等)、グループワーク(家族教室等)関連機関(保健所、障害者職業センター、福祉事務所等)との連絡調整を行っています。
    生活支援については、地域精神保健福祉活動と密接な連携を図りながら、本人が自己決定できるよう、黒子の役割を果たしています。
    患者さまが安定した社会生活を営むためには、医療的アプローチと福祉的アプローチの両面からの支援が必要です。そういった支えを得て、一人ひとり、それぞれの社会参加をどうデザインしていくか。私たちは皆さんと一緒に考えていきたいと願っています。

  • ソーシャルワーカー

公認心理士

  • 公認心理師の仕事は、心理検査と心理療法が2本柱です。
    心理検査は診断や治療方針、並びに社会復帰能力の参考資料として役立てます。これは施行、解釈に時間を要する仕事です。
    もう一方の心理療法は、個別の場合と集団で行う場合とがあり、その内容も患者さまの状態や治療目標に応じてさまざまです。ほとんどは会話を軸にしての面接方法ですが、砂箱の中に自分の世界を創ってもらう「箱庭療法」、雑誌などの切り絵を自由に糊付けしてもらう「コラージュ療法」等を、状況に合わせて随時取り入れています。
    心理療法は1回で効果を上げて問題解決するというものではありません。継続する過程のなかで、安心感と信頼感が生まれ、心を自然に自由に表現して自己発見していく旅のようなものです。自力で立って歩くまで、見守り、待つことが基本的な理念です。
    目に見えない“心”とつきあう仕事は難しい面も多いですが、長く接してきた相手が何かをつかんだり、少し変わったりした時が、喜びを感じる瞬間です。
    いま、世の中には、心の外側にばかり目を向けてきたシワ寄せが、さまざまな形で出てきています。時代や地域が心のケアを求めています。今後も、少しでも私たちが役に立てるような関わり方を探していきたいと思っています。

  • 公認心理士

作業療法士

  • 作業療法(Occupational Therapy=OT)は、生活に障害がある方々を支援するリハビリテーションの方法の1つです。作業療法士は日々の生活で行われる様々な作業活動を用いて、その人の健康な部分に働き掛け、心とからだの回復を助け、自分らしい生活を再建していくための支援を行います。
    作業療法の目的としては、生活リズムの回復・維持、体力の回復、作業能力の回復・改善、コミュニケーションの機会・対人関係の練習、自信をつける、リラックス・ストレス発散、生活の充実などがあります。
    当院では「作業活動」として、手工芸、スポーツ、音楽、調理などを用いています。グループでの活動が中心ですが、一人ひとりの目的や能力に合わせた参加ができるように、作業療法士がサポートしています。
    “ものを作ることやからだを動かすこと”で、自信を取り戻したり、“うまくできない経験をすること”で、自分自身のことを見つめ直す機会になったりします。
    作業療法を通して、自分の長所を見つけ、伸ばしていくことができれば、薬物による治療などと併せて、より良い効果が期待できると考えています。

  • 作業療法士